みてねでのインターン体験記

2026-06-18 12:16 公開

はじめに

はじめまして、公立はこだて未来大学 システム情報科学部3年の山﨑拓己です。私は今年の3月に、インターンとして株式会社MIXIのみてね事業本部に参加しました。

この体験記では、MIXIでのインターンに参加しようと考えたきっかけや目標、実際にやったことなどを紹介していきたいと思います。

みてねとは

「家族アルバム みてね」(以下みてね)とは、スマホで撮った子どもの写真・動画を共有・整理できるアプリです。

家族内で写真・動画を共有し、それに対してコメントすることができる基本機能に加え、1秒動画やフォトブック、出張カメラマンなどの幅広いサービス展開を行っています。

サービスの詳細については、みてね公式Webサイト をご覧ください。

みてねでの目標

私は以前、就業型のインターンシップに参加したことがあり、業務での高い技術力に加えて、作業の進め方や取り組む姿勢といったソフトスキルの重要性を実感しました。一方で、それらは主に「自分一人がどう振る舞うか」に関する学びで、チームでの連携やコミュニケーションの取り方に、まだまだ至らない点があると考えていました。実際に、ハッカソンやプロジェクト型の学習など、チーム開発が増えるにつれてそのコミュニケーションスキルの重要性を実感することが増えていました。

MIXIは「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」をパーパスに設定しており、効率的なだけではない豊かなコミュニケーションを重視しています。会社の紹介ページや他の方のインターン体験記を見るうちに、その豊かなコミュニケーションが、プロダクト内だけでなく会社全体で実践されているということを知り、MIXIのインターンに参加したいと思うようになりました。

インターンでの具体的な目標としては、以下の3つを設定しました。

  1. チーム内での効果的なコミュニケーションの手法を身につける
  2. Swift/Rubyの業務での開発経験を積む
  3. 自分がMIXIで働くイメージをつける

やったこと

1. アジャイル開発・スクラムに参加

みてねでは、プロダクトの開発にアジャイル開発を採用しており、その中の1つであるスクラムを実践しています。これに参加し、みてねでのコミュニケーションを体感することができました。

具体的には、スクラムのサイクルの単位であるスプリントを5回経験し、スクラムにおけるイベントを少しずつ理解していきました。初めはイベントごとの目的の認識があいまいで、長時間のミーティングを行ってまで取り組む必要があるのか分かっていませんでした。しかし、スクラムのトレーニング資料を読んで自分なりにまとめたり、チーム内のスクラムマスターの方に毎週1on1を組んでいただき質問させていただいたりしたことで、今ではチーム内で価値観を共有し、安心して開発を進めるために重要な仕組みだと考えています。

2. 依存先のアップデートとコード品質の向上

最初に、みてねのコードベースにおける、品質維持のためのツールのバージョンアップを行い、エラーが出た箇所を修正しました。ここでは、基本的な作業の流れを覚えると同時に、とりあえず最新版に上げるのではなく、影響範囲を調査した上で丁寧にコードベースの改善を続けていることを体感しました。最終的には、コードベースを改善するPull Request(PR)を8件マージできました。

3. 近況機能の改善

既存の機能である近況機能の改善に取り組みました。近況とは、家族内での写真の追加やコメントなどの最近起こったイベントが流れてくる、タイムラインのような機能です。ここに1秒動画配信のお知らせの通知を表示できるようにするというタスクに取り組みました。

実装方針の検討

まずは、実装方針の検討を行いました。クライアントサイドとサーバーサイドで担当を分け、私はサーバーサイドの担当として、変更のパターンとその場合の影響範囲を調べました。ここでは、今何を進めていて、どこで困っているかを毎日相談できました。一方で、AIを使った調査で次々と実装案を出され、自分の理解が追いつかなくなってしまうことがあり、「AIを使ったキャッチアップと設計」でも後述しますが、自分で考えて理解していく姿勢の重要さを再認識しました。

次に、実装方針の話し合いを行いました。調べてきた実装方針を他のエンジニアの方に説明しましたが、説明が長く複雑になってしまい、思うように説明できていませんでした。一方で、他のエンジニアの方々は、短い説明で共有するべき部分だけを意識して相談していて、その姿勢を取り入れたいと思いました。その後再度話し合った際には、短く重要な部分だけを説明するように意識し、話し合いまでに自分なりにどのパターンで実装していきたいかを明確にするよう意識しました。これによってその後の話し合いをスムーズに進めることができ、自分で提案した方法で実装を進めていけることになりました。

実装

実装する際には、現状のサーバーサイドを維持したまま、また複数のPRで一貫した実装を行うために、仕様書の作成が必要でした。また、仕様書に沿っていても、実際に実装していると少しずつやることがずれていってしまうことがあるので、適宜仕様書を調整して、仕様書通りに実装が進んでいく状態になるように注意しました。

みてねでの学び

AIを使ったキャッチアップと設計

初めて触る言語に対するキャッチアップには、コーディングエージェント(AI)を活用しました。サーバーサイドの知識や、基本的なプログラミングの考え方はある程度共通しているので、自分の知識と照らし合わせて理解していくことができました。一方で、AIが出力する文章を読み続けていても、自分なりに意見を持ったり構造を把握したりすることには繋げづらいと感じました。よって、AIをあくまで手段として使い、メンターの方に質問することや、具体的なコードではなくコードベースの構造に注目して自分で追っていくことで、受け身にならずにキャッチアップを行えました。

また、MCPサーバーを用いたキャッチアップを体験できた点も印象に残っています。みてねではプロジェクトの知識を集約するためにNotionを使っており、NotionをAIに接続することで、キーワードから過去の議論や設計の仕様書を参照しながら探索することができる環境が整備されていました。

MIXIのコミュニケーション

コードレビューをする人(レビュワー)のことを考えたPRを作成する

AIがますます発展している昨今では、プルリクエスト(PR)を自分で書かず、AIに任せることも増えてきていると思います。実際に、私もプログラミングを始めた当初は自分でプレースホルダーを埋めていく形式でPRを書いていましたが、最近はAIのプラグインを使ってPRを作成することがほとんどでした。ここで、PRは複数の変更を同時に行ったり、差分が大きくなりすぎたりしないようにするべきという考えは持っていました。しかし、社員の方々がコミット単位で何をしたか分かりやすいようにPRを作成していたり、人に見せても分かりやすいようなPRを書いていることを見て、自分はとてもレビューをしづらいPRを書いてしまっていると気づかされました。また、動作確認方法やその結果を載せること、指摘を受けて修正した場合はどのコミットで修正したか明記しておくことなどのレビュワーのための工夫は、結果として自分自身が作業内容を見失いにくくすることにもつながります。さらにレビューがスムーズに進むことで、自分の作業全体の高速化にもつながると感じました。

離れていてもできる、豊かなコミュニケーション

みてねでは、リモートで働いている方が多く、ミーティングもほとんどがリモート中心になっていましたが、同時にリモート中心でもコミュニケーションが不足せず、開発が滞らないような工夫が社風として根づいていると感じました。

具体的には、みてねトークと呼ばれる交流文化です。みてねの全員が集まる朝会の時間にみてね内の誰かが話題を持ち込み話す、という時間になっていて、社員の方々の興味のあることを知り、交流できるようになっていました。自分もそこに参加させていただくことができ、自分ならではの話として北海道・函館の話をしました。

また、ミーティングだけにとどまらずチャットでも、リアクションやスタンプを多用して相手を不安にさせないコミュニケーションを取れる環境になっていました。リモートでも顔が見える安心な状態を作れており、さらにリアクションなどの小さな工夫でよりよいコミュニケーションを目指していると感じました。

自分がMIXIで働くイメージをつける

みてね内の取り組みや環境、社風について、実際に体験することができました。

MIXIの社風について

みてねではスクラムを採用しており、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーで構成される職能横断型のドメインチームで開発を行います。一方でインシデント対応ではチームを横断し都度フレキシブルに人が集まる文化があり、特定の技術領域に特化した負債や課題に対しては技術コミュニティを作り有志のメンバーで改善に当たっています。
このようなドメインチームだけに閉じない文化や組織構造が作られていました。

また特に印象に残っているのが、「ユーザーサプライズファースト」を業務内のあらゆるプロセスで実践していたことです。ユーザーからのフィードバックを真剣に捉え、プロダクトに反映させていくのはもちろんのこと、開発をしているチームにもユーザーが多く、どういった使い方をするか、どう改善すると使いやすくなるかを常に考えていると感じました。

MIXIの環境について

お昼の時間にはランチとして社内の食堂を使わせていただきました。写真のような食堂で、野菜やおかずを1g1円で食べることができ、毎日取りすぎてしまっていました。

社員食堂
社員食堂

いい感じのゼリーがあった日
いい感じのゼリーがあった日

サラダボウルがあった日
サラダボウルがあった日

ランチの時間には、同じ時期にインターンに来ていた方々や社員の方々と話す機会をたくさんいただきました。

みてねでのインターン同期の方々と撮った写真
みてねでのインターン同期の方々と撮った写真

また、会社内の面白い構造も印象に残っています。特にたくさん行っていたのが、こちらのDEEP ZONEという部屋です。

静かな音楽が流れる暗い部屋で、集中して作業ができました(イメージ画像)
静かな音楽が流れる暗い部屋で、集中して作業ができました(イメージ画像)

これ以外にも、執務室のいたる場所に置かれたホワイトボードを使えたり、多様な作業場所があったりして、1つの場所に留まらずに気分転換を行いながら作業に集中できる環境になっていました。

ホワイトボード(イメージ画像)
ホワイトボード(イメージ画像)

さまざまな形の作業スペース(イメージ画像)
さまざまな形の作業スペース(イメージ画像)

インターン初日や最終日にはプレゼントをいただき、みてねのパーカーも作っていただきました。学生の立場で来ているにも関わらず、まるで1人の社員のように歓迎していただけて、本当に嬉しかったです。

社外での過ごし方

余談になりますが、終業後や土日にはラーメンを食べに行ったりイベントに参加したり、積極的に色々なことをするようにしていました。東京で働きながら、自分なりの生活リズムや息抜きを保って暮らしていけそうだと思いました。

インターン体験記とはあまり関係ありませんが、写真を色々撮っていたので、よかったらご覧ください。

一番美味しかったラーメン
一番美味しかったラーメン

いい感じのイベント
いい感じのイベント

東京の大学でやっていたイベント
東京の大学でやっていたイベント

街歩き
街歩き

面白いうどん
面白いうどん

桜が咲き始めていた公園
桜が咲き始めていた公園

毎週映画を観に行っていました
毎週映画を観に行っていました

パンケーキが食べたくなり
パンケーキが食べたくなり

ふわふわのパンケーキを食べたり
ふわふわのパンケーキを食べたり

大学の同期2人と合流できたので、チーズフォンデュ屋に行きました
大学の同期2人と合流できたので、チーズフォンデュ屋に行きました

美味しかったです
美味しかったです

おわりに

これで、株式会社MIXIでのインターン体験記を終わろうと思います。ここでの学びを忘れず、今後も意欲的に挑戦し続けていきます。

改めて、メンターやマネージャーをしていただいた方をはじめ、受け入れていただいたグループ、社員の方々、同期のインターンの方々には1ヶ月間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。


最後までご覧いただきありがとうございました。